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仕出し弁当や宅配弁当の味を左右するのは、料理の質だけではありません。盛り付ける容器も、味の維持や見た目の良さに大きな影響を与えます。さらに、環境に優しい素材を選ぶことや、コストパフォーマンスを考えることも大切ですね。

でも正直なところ、容器選びって意外と奥が深いんです。種類やサイズ、素材など、考えるべきポイントがたくさんあって、どれを優先すればいいのか迷ってしまうこともあるでしょう。

そこで今回は、プロの目線から見た、仕出し・宅配弁当の容器選びのコツを7つご紹介します。容器の種類を絞る理由から、二段重ねのメリット、見た目を良くするデザインの工夫まで、仕出し・宅配弁当事業の発展に役立つヒントが満載ですよ。

この記事を読めば、自分の弁当事業に最適な容器が見つかるはずです。あなたの仕出し・宅配弁当の魅力を最大限に引き出す容器選びのポイントを、一緒に見ていきましょう!

ポイント1:新規立ち上げ時は弁当容器の種類は2種類程度に絞る

仕出し弁当や宅配弁当の容器選びで、まず考えるべきは、容器の種類を絞ることです。多くの種類を用意すれば見た目のバリエーションは増えますが、在庫管理の手間やコストを考えると、少ない種類に絞るのが得策です。

容器の種類が多いと、在庫管理が複雑になり、保管スペースも必要になります。また、適切な在庫量を維持するのが難しくなり、在庫切れや余剰在庫のリスクが高まります。

さらに、容器の種類が多いと、仕入れのコストも高くなります。少量ずつ複数の種類を発注するよりも、まとまった量を少ない種類で発注する方が、単価を抑えられるからです。

そのため、初めて仕出し・宅配弁当事業を行う場合、容器の種類は2種類程度に絞ることをおすすめします。メインで使う容器と、オプションやイベント用の容器を用途に合わせて選ぶのが良いでしょう。

容器の種類を絞ることで、在庫管理がシンプルになり、コスト削減にもつながりますよ。

なぜ弁当容器は2種類程度に絞るといいのか?

「弁当容器の種類がたくさんあると、お客様にとっても楽しめていい!」
その考えは、お客様ファーストで考えるととてもいいことだと思います。

しかし、料理にだわりを持ちすぎるあまり、大切なことを見逃しがちなんです。
それは、原価率
しかも、料理と容器、両方の原価率が上がってしまうのです。

容器を増やす→弁当の種類が増える→売れる と考えがちです。
しかし、実際弁当を発注する側は貴店の弁当をすべて注文してくれるとは限りません。
多くの弁当屋の中からあなたのお店の弁当を選びます。
そうすると、食材の種類が多くなり、ロスが増える=原価率が上がってしまいます。

つぎに、容器もある程度のロット数を一度に発注しなければ割高になります。
容器自体は単価が安いからといって安易に種類を増やしすぎると、後で自分の首を締めることになるので注意が必要です。

ですから、立ち上げ当初は2種類程度にとどめておきましょう。

ポイント2:容器のサイズと形状を考える

ポイント2:容器のサイズと形状を考える

弁当容器を選ぶとき、サイズと形状はとても大事。どんな料理を提供するかによって、ぴったりの容器は変わってくるんです。

例えば和食の場合、ご飯、主菜、副菜、汁物などをバランス良く盛り付けられる、長方形の容器が定番です。一方、洋食や中華なら、パスタやチャーハンに合うような、多少深めの容器を選ぶなどですね。

二段重ねで、見た目も満足度もアップ

二段重ねの容器を使うことで、料理の種類を増やしたり、見た目のバリエーションを広げたりすることができます。上段と下段で異なる料理を提供することで、見た目の華やかさと満足感を演出できるでしょう。欲をいえば、2種類選んだ容器で2段重ねできれば宅配の際にもかさばらないですし、弁当のバリエーションも増えますね。

食べやすさと持ち運びやすさも忘れずに

見た目も大事ですが、実際に使ってもらう際の使い心地も重要。フタがしっかり閉まって、持ち運びやすいサイズの容器を選びましょう。また、食べやすさを考えて、深すぎず、浅すぎない形状がベストです。

容器のサイズと形状は、仕出し弁当や宅配弁当の魅力を引き出します。料理に合わせて、バランスの良い容器選びを心がけましょう。

ポイント3:耐熱性と耐冷性を備えた容器を選ぶ

弁当容器選びで見落としがちなのが、耐熱性と耐冷性。
温かい料理と冷たい料理、両方に対応できる容器が理想的なんです。

電子レンジOKが理想、保温性に優れていると便利

電子レンジで温められる容器なら、お客様が好きな時に温かい料理を楽しめます。また、保温に適した形状の容器なら出来立ての味を長時間キープできるので、配達時間に余裕ができますよ。

過去に長崎ちゃんぽんで有名なリンガーハットで、テイクアウト用の容器がレンジ非対応だったために、顧客から不評を買ったことがあります。

ライバル不在だったリンガーハット、客離れの本質的原因…「いきなり!ステーキ」の二の舞い?

「リンガーハットのテイクアウト用容器は、値段が30円(めん類)もします。しかし、電子レンジ対応容器ではないので、『レンジでチンする場合は移し替えてください』と注意書きがあるんです。
消費者の立場からすると、無料容器だったらまだしも、30円もする容器であれば電子レンジ対応であってほしいと思いますよね。先ほどの“コト消費”の話とつながりますが、消費者が家に持って帰ってどういうシーンで食べるのか、どういうふうにして食べるのかというイメージができていないんです。

引用:エキサイトニュース:https://www.excite.co.jp/news/article/Bizjournal_202106_post_233142/

このようなトラブルを避けるためにも、レンジ対応の容器は考慮するようにしましょう。お客様に負担をかけずに、温かい料理を楽しんでもらうことが大切です。

耐熱性と耐冷性を備えた容器選びは、お客様満足度に直結する重要なポイント。容器メーカーのカタログや説明書をよく確認して、安全性の高い容器を選びましょう。温度管理にも気を配って、美味しさと使い勝手の両立を目指したいですね。

ポイント4:環境に配慮した容器を選ぶ

ポイント4:環境に配慮した容器を選ぶ

最近、環境問題への関心が高まっていますよね。弁当の容器選びでも、できる範囲で環境に配慮するのは大切なんです。環境に優しい容器が絶対に必要というわけではありませんが、ちょっとした心遣いが大事ですよね。それに、そういう姿勢をアピールできれば、お客様からの信頼にもつながるかもしれません。

例えば、リサイクルできる素材を採用するなどです。紙やPET、リサイクル可能なプラスチックなどがおすすめです。使い終わった後、きちんとリサイクルすれば資源の無駄づかいを減らせるし、環境への負担も減らせるでしょう。

あと、生分解性プラスチックみたいに、自然に分解される素材も注目されています。使った後に埋めても、しばらくすれば自然に分解されるので、環境への影響が少なくて済みます。

しかし、コストのことも忘れてはいけません。リサイクル素材や生分解性の素材は、普通の素材より値段が張る傾向があります。自分の弁当事業に合った、バランスの取れた素材選びを心がけるのが大切です。

ポイント5:デザインと見た目にもこだわろう

ポイント5:デザインと見た目にもこだわろう

せっかく美味しい料理を作っても、見た目が良くなければ台無しですよね。容器のデザインは、お客様の食欲をそそるためにとても重要なんです。

和風、洋風、中華風など、料理のジャンルに合わせた容器を選ぶのがおすすめです。例えば、和食なら木目調の容器、洋食なら白を基調としたシンプルな容器、中華ならちょっと赤を入れた容器など、料理のイメージに合わせるとより魅力的に見えますよ。

容器の形状にもこだわってみましょう。丸型、角型、楕円型など、様々な形状の容器があります。料理の盛り付けに合わせて、最適な形状を選ぶのがポイントです。

例えば、丼物なら深めの丸型容器、サラダなら浅めの角型容器、パスタならオーバル型の容器がおすすめです。丼物は具材をたっぷり盛り付けられる深さが必要ですし、サラダは具材を均等に混ぜやすい浅めの容器が便利ですよね。パスタは長めの麺を美しく盛り付けるのにオーバル型が最適ですよね。

色のコントラストを意識するのも大切です。料理の色合いに合わせて、容器の色を選びましょう。鮮やかな料理には白い容器、淡い色の料理にはパステルカラーの容器など、色のバランスを考えるとより美しく見えます。

ただし、あまり凝りすぎるとコストがかかってしまうので注意が必要です。シンプルなデザインの容器を基本にして、ちょっとしたアクセントを加えるくらいがちょうどいいかもしれません。

見た目の良さは、お客様の印象を大きく左右します。美味しそうに見える容器を選んで、お客様の期待に応えましょう。

複数のジャンルを網羅している場合は、どのジャンルにもある折を選ぶ

あなたのお店が専門店でない場合は、どのジャンルにも合った容器を選ぶようにしましょう。

つまり、和食、洋食、中華など、様々なジャンルの料理を提供する場合でも、それぞれの料理に合わせて容器を変えるのではなく、どの料理にも合うような万能な容器を選ぶということです。

例えば、シンプルな白い容器や、仕切りのある容器は、和食にも洋食にも中華にも活用できます。サイズも、どの料理にも合うような標準的なものを選ぶと良いでしょう。

ポイント6:コストパフォーマンスを考えよう

ポイント6:コストパフォーマンスを考えよう

容器選びで忘れてはいけないのが、コストパフォーマンスです。いくら環境に優しくて、デザインが素敵でも、コストが合わなければ採用は難しいですよね。

理想を言えば、品質が高くて、デザイン性があって、しかも安価な容器が最高ですが、なかなかそんな都合の良い容器は見つからないものです。でも、諦める必要はありません。バランスを考えることが大切なんです。

例えば、メインで使う容器は多少高くても品質の良いものを選び、サイド料理用の容器は安価なものを選ぶなど、使い分けを考えてみましょう。容器のコストは、販売価格に直結します。少し高い容器を使う分、料理の質を上げるなどして、付加価値をつけるのも一つの手ですね。

また、容器のサイズを工夫するのもコスト削減につながります。大きすぎる容器は無駄が多いですし、小さすぎては料理が詰め込みすぎになってしまいます。料理の量に合った、ちょうどいいサイズの容器を選ぶことで、コストを最適化できるでしょう。

容器の購入先を見直すのもポイントです。卸売業者や問屋から直接仕入れることで、コストを抑えられることもあります。ただし、最低発注数量などの条件もあるので、自分の弁当事業の規模に合った購入方法を選びましょう。

コストパフォーマンスを追求することは、利益を増やすだけでなく、お客様に高品質な弁当をお手頃な価格で提供することにもつながります。バランスを考えた容器選びを心がけて、win-winの関係を目指しましょう。

ポイント7:衛生面にも注意を払おう

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美味しくて見た目も良い弁当を提供するのはもちろん大切ですが、衛生面への配慮も欠かせません。お客様に安全・安心な弁当を届けるためにも、容器の衛生管理はとても重要なんです。

まず、容器の材質を確認しましょう。食品衛生法に適合した材質の容器を選ぶことが大切です。有害物質が含まれていたり、衛生面で問題のある材質は避けるべきですね。

容器の洗浄・殺菌も徹底が必要です。使い捨て容器なら問題ありませんが、リユース容器の場合は、使用後の洗浄・殺菌が不可欠。適切な洗剤と殺菌方法を用いて、清潔な状態を保ちましょう。

保管方法にも気を配りましょう。容器は清潔な場所に保管し、ホコリや虫などの混入を防ぐことが大切です。使用前に再度洗浄・殺菌するのも良いですね。

配送時の衛生管理も重要なポイントです。特に夏場は、容器内の温度上昇によって食中毒のリスクが高まります。保冷剤の使用や、配送時間の短縮など、弁当の品質を維持するための工夫が必要でしょう。

衛生面での不備は、お客様の健康を脅かすだけでなく、店舗の信頼を大きく損ねることにもなりかねません。容器の衛生管理を徹底して、安全・安心な弁当提供を心がけましょう。

仕出し・宅配弁当メニューついては、日本仕出し営業代行センターまでお気軽にご相談ください。

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弊社では、弁当メニューの開発から売り先の提案、営業手法の構築まで、仕出し弁当ビジネスの成功をトータルサポート。コンサルティングから営業代行まで、幅広いサービスを提供しています。

容器選びは、弁当ビジネスの重要な要素の一つ。種類や素材、デザイン、コスト、衛生面など、様々な観点から最適な容器を選ぶ必要があります。しかし、それには専門的な知識と経験が不可欠。

そこで、日本仕出し営業代行センターの出番です。弊社のプロフェッショナルが、あなたの宅配弁当ビジネスに最適な容器選びをアドバイスします。素材の選定から、デザインの提案、コストパフォーマンスの追求まで、あなたのニーズに合わせたきめ細やかなサポートを提供いたします。

弁当容器の悩み、もう自分だけで抱え込む必要はありません。日本仕出し営業代行センターに相談して、弁当ビジネスの成功への第一歩を踏み出しましょう。

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