この記事は、自社のお弁当を企業や団体に売り込みたいと考えている宅配弁当、日配給食（日替わり弁当）、仕出し弁当、ケータリング会社様向けに書いています。
「お弁当を作る技術には自信があるけど、営業方法がわからない」「新規の取引先をもっと増やしたい」「既存のお客様だけでは売上が頭打ちになってきた」
こうしたお悩みを持つ経営者様は多いのではないでしょうか。
実は、弁当の売り込みは一般的な営業と比べて成功しやすいという特徴があります。なぜなら「食事」は誰もが毎日必要とするものであり、企業にとっても従業員の福利厚生として関心の高いテーマだからです。
本記事では、宅配弁当・仕出し弁当の効果的な売り込み方法から、具体的な営業先、成功のコツまでを詳しく解説します。
仕出し弁当・ケータリングの売上を伸ばしたい方は日本仕出し営業代行センターへ
- 仕出し弁当・ケータリングの売上を伸ばしたい
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仕出し営業代行センターは、日本で唯一の仕出し弁当・宅配弁当・日配給食（日替わり弁当）・ケータリング専門の営業代行・コンサルティング会社です。
弁当の売り込みで成功するために押さえるべき3つのポイント
弁当営業で成果を出すためには、闘雲に営業活動を行うのではなく、以下の3つのポイントを押さえることが重要です。
1. 新規開拓と既存客フォローの両立
弁当ビジネスの売上を安定させるには「新規開拓」と「既存客のフォロー」の両方が欠かせません。
既存のお客様がいるからといって安心してはいけません。お客様は何を食べるかを自由に選べます。メニューに飽きたり、競合他社に乗り換えたりする可能性は常にあります。
一方で、新規開拓ばかりに注力すると、せっかく獲得したお客様のフォローがおろそかになり、リピート率が下がってしまいます。
理想的なバランスは、営業活動の7割を既存客フォロー、3割を新規開拓に充てることです。
2. ターゲットの明確化
「どこにでも売りたい」という姿勢では、結局どこにも売れません。
自社の弁当の特徴（価格帯、ボリューム、味の傾向、対応可能な数量など）を踏まえて、最も相性の良いターゲットを明確にしましょう。
例えば、500円以下のリーズナブルな日替わり弁当であれば製造業の工場や物流倉庫、1,000円以上の高級仕出し弁当であれば法律事務所や会計事務所の会議用といったように、価格帯とターゲットを一致させることが重要です。
3. 自社の強みの明確化
コンビニやチェーン店の弁当との差別化ができていなければ、価格競争に巻き込まれてしまいます。
「地元の新鮮な食材を使用」「栄養士監修のヘルシーメニュー」「大量注文にも柔軟に対応」「当日注文OK」など、自社ならではの強みを明確にし、営業トークに組み込みましょう。
宅配弁当・仕出し弁当の効果的な売り込み方法7選
ここからは、具体的な営業方法を7つご紹介します。すべてを同時に行う必要はありません。自社のリソースに合わせて、取り組みやすいものから始めてみてください。
方法1：飛び込み営業
意外に思われるかもしれませんが、弁当の飛び込み営業は成功率が高い営業方法です。
一般的な商品の飛び込み営業では「売りつけられる」という警戒心を持たれがちですが、弁当の場合は「お昼ご飯の選択肢が増える」というメリットを提示できるため、比較的好意的に受け入れてもらえます。
具体的には、オフィスビルを回ってチラシやメニュー表を総務部や受付に渡すだけでも、「今日はこの弁当屋に注文してみようかな」という気持ちになってもらえることがあります。
ただし、大企業の場合は守衛や受付でブロックされることが多いため、中小企業や町工場をターゲットにするのが効率的です。
ポイント – 訪問時間は10時〜11時が理想（昼食の注文を検討するタイミング） – メニュー表とチラシは必ず持参する – 試食サンプルがあるとさらに効果的
方法2：テレアポ（電話営業）
テレアポは、飛び込み営業と比べて1日にアプローチできる件数が多いのが特徴です。
弁当のテレアポは「お昼ご飯にお困りではありませんか？」という切り口で話を始められるため、一般的な営業電話よりも話を聞いてもらいやすい傾向があります。
特に効果的なのが「既存客の掘り起こし」です。過去に一度でも注文いただいたお客様は、社名・電話番号・担当者名などの情報がわかっているため、新規テレアポよりもハードルが低く、再注文につながりやすいのです。
テレアポのトークスクリプト（台本）を作り込み、休憩時間などを活用して継続的に電話をかけることで、安定した受注を獲得できるようになります。
テレアポのコツについては「仕出し弁当・ケータリングのテレアポで受注率を上げるコツ」で詳しく解説しています。
方法3：FAX営業
「FAXは古い」と思われがちですが、弁当の売り込みでは今でも非常に効果的な営業方法です。
FAXのメリットは、送信した内容が紙として相手の手元に残ることです。メールは見逃されたり、迷惑メールフォルダに入ったりすることがありますが、FAXは物理的に届くため目に留まりやすいのです。
特に、事務職の方や年配の管理職がいる企業では、FAXでのメニュー案内が効果を発揮します。
FAX営業のコツ – 季節限定メニューや期間限定キャンペーンを前面に出す – 注文用FAX番号を大きく記載する – 送信リストは定期的に更新する
方法4：メール営業
メール営業は、一度リストを作成すれば低コストで多くの企業にアプローチできる方法です。
名刺交換した相手や、過去に問い合わせがあった企業のメールアドレスをリスト化し、定期的にメニュー情報やキャンペーン情報を配信します。
ただし、メール営業を始めるまでにリスト作成の手間がかかること、開封率が低い傾向があることには注意が必要です。
件名を工夫し、「本日限定」「新メニュー」などの目を引くワードを入れることで開封率を高められます。
方法5：ホームページ・SEOでの集客
ホームページを作成し、検索エンジンからの集客を狙う方法です。
「〇〇市 宅配弁当」「会議用弁当 配達」などのキーワードで検索した際に自社サイトが表示されれば、24時間365日、自動的に問い合わせを獲得できるようになります。
ホームページには、メニュー・価格・配達エリア・注文方法を明確に記載し、写真を豊富に掲載することが重要です。スマートフォンで見やすいデザインにすることも忘れずに。
ホームページを活用した営業については「仕出し弁当・ケータリングのホームページ集客」で詳しく解説しています。
方法6：ポスティング・チラシ営業
配達エリア内の企業やオフィスビルにチラシをポスティングする方法です。
チラシには、メニューの写真・価格・注文方法を記載するのはもちろん、「初回注文10%OFF」などのクーポンを付けると反応率が高まります。
ポスティングは営業スタッフだけでなく、配達スタッフが配達のついでに近隣企業に配布するという方法も効果的です。
方法7：試食営業・サンプル配布
最も成約率が高いのが、実際に弁当を食べてもらう試食営業です。
ターゲット企業に「ぜひ一度、弊社のお弁当を召し上がっていただきたい」とアプローチし、無料または格安で試食用の弁当を届けます。
味に自信があれば、試食後の成約率は非常に高くなります。コストはかかりますが、確度の高い見込み客に絞って実施することで、効率よく新規顧客を獲得できます。
弁当の営業先リスト｜売り込みやすい業種・業態
「どこに営業すればいいのかわからない」という方のために、弁当の売り込み先として有望な業種・業態をご紹介します。
企業・オフィス
最も一般的な営業先です。従業員の昼食用として日替わり弁当を継続的に受注できれば、安定した売上につながります。
特に、周辺に飲食店やコンビニが少ないオフィスビルや工業団地は狙い目です。
オフィス向け営業については「オフィス・企業向け宅配弁当の営業方法」で詳しく解説しています。
医療機関・製薬会社
病院で開催されるランチョンセミナー（昼食を取りながら行う勉強会）や、MR（医薬情報担当者）が医師に提供する弁当は、高単価案件が多いのが特徴です。
医療機関向けの営業は専門性が求められますが、一度取引が始まると継続的な受注が期待できます。
イベント会社・展示会
展示会やセミナー、企業イベントでは大量の弁当需要が発生します。
イベント会社と関係を構築しておくと、定期的に大型案件の相談が来るようになります。
葬祭会社
法事・法要での仕出し弁当は、高単価かつ継続的な需要があります。
地域の葬儀社と提携することで、安定した受注ルートを確保できます。
学校・教育機関
部活動の合宿、修学旅行、教職員の会議など、学校には様々な弁当需要があります。
一度採用されると、毎年同じ時期に注文が入るようになるため、年間の売上計画が立てやすくなります。
旅行会社
団体旅行やバスツアーでの昼食用弁当は、まとまった数量の注文が期待できます。
官公庁・公共機関
役所や公共施設での会議・研修用弁当は、入札案件も多いですが、一度取引が始まると継続的な受注につながりやすいのが特徴です。
弁当営業を成功させる5つのコツ
営業方法と営業先がわかったところで、成功率を高めるためのコツをご紹介します。
コツ1：メニュー表・カタログを充実させる
営業先に渡すメニュー表やカタログは、いわば「紙の営業マン」です。
写真は明るく美味しそうに撮影し、価格・内容量・アレルギー情報などを明確に記載しましょう。企業向け・法事向け・会議向けなど、用途別にカタログを分けるのも効果的です。
コツ2：フォローアップを仕組み化する
一度営業しただけで終わりにせず、定期的にフォローアップすることが重要です。
「先日お渡ししたメニュー、ご検討いただけましたか？」「新メニューが出ましたのでご案内します」など、継続的にコンタクトを取ることで、タイミングが合ったときに注文につながります。
営業カレンダーを作成し、「〇月は△△企業にフォロー」と計画的に実施しましょう。
既存客のフォローについては「仕出し弁当・ケータリングのリピート率を上げる方法」で詳しく解説しています。
コツ3：配達スタッフも営業マンにする
弁当を届けるのは配達スタッフですが、彼らは毎日お客様と顔を合わせる「最前線の営業マン」でもあります。
「いつもありがとうございます」「来週から新メニューが始まります」といった一言を添えるだけで、お客様との関係性が深まり、追加注文や紹介につながることがあります。
コツ4：季節・イベントに合わせた提案
お花見シーズンの行楽弁当、夏の暑気払い用オードブル、年末年始のおせち料理など、季節やイベントに合わせた提案を行うことで、注文単価のアップが期待できます。
年間の営業カレンダーを作成し、先手を打って提案することが重要です。
コツ5：口コミ・紹介を促進する
満足度の高いお客様からの紹介は、最も成約率の高い新規開拓方法です。
「もし周りでお弁当をお探しの方がいらっしゃれば、ぜひご紹介ください」と一言添えるだけでも、紹介の可能性が高まります。紹介キャンペーン（紹介者・被紹介者双方に特典）を実施するのも効果的です。
営業がうまくいかない場合の対処法
「いろいろ試したけど、なかなか成果が出ない」「営業に割く人手がない」という場合は、営業代行サービスの活用も選択肢の一つです。
日本仕出し営業代行センターでは、宅配弁当・仕出し弁当・ケータリング専門の営業代行を行っています。
新規開拓のテレアポ・トスアップから、既存客の掘り起こし、大型案件の獲得まで、弁当業界に特化したノウハウで売上アップをサポートいたします。
営業代行の費用対効果については「仕出し弁当・ケータリングの営業代行｜費用対効果」で詳しく解説しています。
まとめ
本記事では、宅配弁当・仕出し弁当の売り込み方法について解説しました。
効果的な営業方法7選 1. 飛び込み営業 2. テレアポ（電話営業） 3. FAX営業 4. メール営業 5. ホームページ・SEOでの集客 6. ポスティング・チラシ営業 7. 試食営業・サンプル配布
有望な営業先 – 企業・オフィス – 医療機関・製薬会社 – イベント会社・展示会 – 葬祭会社 – 学校・教育機関 – 旅行会社 – 官公庁・公共機関
弁当の営業は、正しい方法で継続的に取り組めば、必ず成果が出る分野です。まずは自社に合った営業方法を1つ選び、今日から実践してみてください。
「具体的な営業方法がわからない」「営業する時間がない」という場合は、日本仕出し営業代行センターまでお気軽にご相談ください。ご相談は無料です。
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