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会議弁当のコンペで「うちの弁当はおいしいのに、なぜ選ばれないのか」と感じたことはないでしょうか。

実は、会議弁当の発注担当者が重視しているポイントは、仕出し弁当業者が想像しているものとかなりズレています。味のよさは大前提として、担当者が本当に見ているのは「この業者に頼んで大丈夫か」という安心感のほう。おいしさだけでアピールしても、コンペの書類選定で落とされるケースは珍しくありません。

この記事では、企業の秘書・総務・幹事がどんな基準で弁当業者を比較しているのかを、発注者側の視点から掘り下げます。「選ばれる側」が知っておくべき情報を、具体的にお伝えします。


会議弁当の発注担当者が最初に見るのは「味」ではなく「対応力」

企業の秘書や総務が弁当業者を選ぶとき、最初にチェックしているのは味ではありません。

大手宅配弁当サイト「ごちクル」が実施した秘書向けアンケートでは、秘書がお弁当を選ぶ基本姿勢として「社長がしてほしいことを先回りして考えること」「参加者に少しでも不自由な思いをさせないこと」が挙げられています。つまり秘書にとって弁当選びは、自分の仕事の評価に直結する「失敗できないミッション」なのです。

この心理を理解すると、弁当業者が提案書の冒頭に書くべきことが変わります。

「当社自慢の○○御膳」ではなく、「100名規模まで対応可能」「前日15時まで人数変更可」「お茶・おしぼり・ゴミ袋を無料で同梱」「容器回収対応」「配達時間は30分前指定可能」。こうした運営面の情報を最初に提示することで、秘書は「この業者なら安心して任せられる」と感じます。

味のアピールは、その安心感を土台にした上で初めて効果を発揮するものです。順番を間違えると、おいしくても選ばれません。


コンペで一瞬で落とされる仕出し弁当の特徴と選ばれる弁当の共通点

落とされる弁当に共通する5つの特徴

一口で食べられないおかず

会議中の食事は、発言しながら箸を動かす場面がほとんどです。噛み切れない肉の塊、かぶりつく必要がある丸ごとのエビフライ、口の中に長く残る繊維質の多いおかず。こうしたメニューは会議の場では敬遠されます。法人向け高級弁当のデリシャステイクも、接待・会議弁当では「小さなおかずを小仕切りに収めたタイプ」が支持されていると明記しています。

汁気の多いおかず

会議室のテーブルには書類やノートパソコンが広がっています。煮物の汁が弁当箱から漏れたり、つゆだくのおかずが書類にはねたりするリスクがある弁当は、秘書の立場からすると「怖くて選べない」。

写真のないカタログ

秘書や総務担当者は、自分で弁当を決められるわけではありません。上司に「この弁当で問題ないですか」と確認を取るプロセスがあります。写真がなければ上司にイメージを伝えられず、稟議が通らない。カタログに弁当の写真を載せていない業者は、この段階で脱落します。

シーンとの不一致

ごちクルの秘書向けコンテンツには「シビアな原価や利益の話題の直後に豪華弁当はNG」という声が紹介されています。コスト削減を議論している経営会議に5,000円の高級弁当を提案したら、「この弁当屋は空気が読めない」と判断される。逆に、来賓を招いた式典に1,000円のカジュアル弁当を提案しても落とされる。提案する側がシーンを理解していないと、味以前の問題で失格になります。

対応条件が不明確なカタログ

「最低注文数は何食から?」「何日前までに注文すればいい?」「キャンセルや変更の締め切りは?」「配達可能エリアは?」— これらが一目で分からないカタログは、忙しい秘書にとってストレスです。条件を問い合わせる手間がかかる業者は、「もう1社のほうが分かりやすかったからそっちにしよう」となりがちです。

選ばれる弁当の共通点

小仕切りに一口サイズのおかずが並んでいる

仕切りの数だけおかずの種類がある弁当は、好き嫌いがあっても食べられるものが見つかりやすく、一口で食べられるサイズなら会議中でもスマートに口に運べます。

和食ベースで後味が残りにくい

ごちクルの秘書アンケートでは、「しょうゆ味、味噌味、昆布出汁が苦手な人は少ない」「口に後味が残りにくい」という理由で、和食弁当が最も多く選ばれています。会議後もすぐに仕事に戻れるよう、ニンニクや香辛料の強い料理は避けるのが無難です。

季節感がある

秘書にとって「センスがいいね」と上司に言われることは大きなやりがい。旬の食材を使った季節感のあるメニューは、秘書が「この業者を選んでよかった」と感じるポイントになります。春の筍、夏の鱧、秋の松茸、冬のぶり。季節限定メニューを年4回用意しておくと、定期発注の飽き防止にもなります。

容器に格式がある

同じ料理でも、紙容器と木目調の仕出し容器では印象がまったく違います。役員会議や接待には仕出し容器、社内研修には使い捨て容器というように、シーン別に容器を使い分けられる業者は重宝されます。


会議弁当は料理人主体で作らせてはいけない — 仕出し弁当経営者が陥る落とし穴

ここまで読んで気づいた方もいるかもしれませんが、「コンペで選ばれる弁当」と「料理人が作りたい弁当」はまったく別物です。

仕出し弁当会社の多くは、メニュー開発を料理人に任せています。料理人の腕がいいことは大前提として歓迎すべきことですが、会議弁当のメニュー開発を料理人だけに任せると、高い確率で「おいしいけど選ばれない弁当」が出来上がります。

なぜ料理人任せだと失敗するのか

料理人は「料理としての完成度」を基準に考えます。食材の質、火入れの加減、味のバランス、盛り付けの美しさ。どれも料理の評価としては正しい基準です。

ですが会議弁当に求められているのは、料理としての完成度だけではありません。「会議中に食べやすいか」「2時間後に冷めた状態でもおいしいか」「汁が漏れないか」「箸で簡単に切れるか」「口に残る味や匂いがないか」— これらはすべて「食べる人の状況」から逆算した基準であり、料理人が自然に意識するものではありません。

料理人に任せたときに起きる典型的な問題

「出来たて」を前提にしたメニュー構成。料理人は厨房で出来たての状態を基準に味を決めます。でも会議弁当は、調理してから食べるまでに1〜3時間のタイムラグがある。天ぷらはしんなりし、肉は脂が固まり、ご飯はパサつく。「冷めた状態でおいしいかどうか」を試作段階で検証していない弁当は、試食審査で評価が下がります。

見た目重視で食べにくいおかず。料理人にとって盛り付けの美しさは重要ですが、会議弁当では「美しさ」と「食べやすさ」が両立しなければなりません。大ぶりの海老を殻付きで載せれば見栄えは良いですが、会議中に殻をむく音は周囲に響きます。丸ごとのししとうは彩りになりますが、辛い当たりが出たら会議どころではなくなります。

原価度外視の食材選び。「いい食材を使いたい」という料理人の気持ちは理解できますが、会議弁当は価格帯が指定されたうえでのコンペです。1食1,500円の予算で食材原価を600円かけてしまったら、容器代・配達コスト・人件費を差し引くと利益がほとんど残りません。原価率の管理は経営者の仕事です。

経営者がやるべきこと

メニュー開発を料理人の技術力に頼ること自体は正しい判断です。問題は、料理人に「会議弁当という商品の設計思想」を伝えないまま作らせてしまうこと。

具体的には、以下のチェックを試作段階で必ず実施してください。

「2時間放置テスト」: 試作品を常温で2時間放置してから食べる。冷めた状態でおいしくないメニューは却下。天ぷらの代わりにグリル焼き、煮物は煮汁を絡めて乾きにくくする、ご飯は酢飯やちらし寿司にして冷めてもおいしい工夫をする。

「一口テスト」: すべてのおかずを箸で一口サイズに切れるか確認。切れないものは、最初から一口サイズで提供するようメニューを変更。

「音テスト」: 静かな部屋で食べてみて、咀嚼音が目立つおかず(硬い煎餅、パリパリの揚げ物)がないか確認。会議中の沈黙の場面で「バリバリ」という音は意外と気になるものです。

「匂いテスト」: 弁当の蓋を開けた瞬間の匂いが会議室に充満しないか確認。ニンニク、カレー粉、強い魚介の匂いは会議の場に不向きです。


仕出し弁当のコンペに呼ばれるための「事前の種まき」と提案書の作り方

コンペで勝つことよりも先に考えるべきことがあります。コンペに呼ばれることです。

企業が弁当業者を比較検討するとき、ゼロから業者を探すケースは意外と少ない。手元にあるカタログや、以前試食した業者のリストから候補を絞り込むのが一般的です。つまり、コンペが始まる前の段階で「候補リスト」に入っていなければ、どれだけいい弁当を作れても声がかかりません。

カタログを送るベストタイミング

年に2回、以下のタイミングでカタログを送付するのが効果的です。

3月上旬:新年度に向けて、企業の総務や秘書が年間の弁当業者を見直すタイミング。「新年度のお弁当カタログをお届けします」という一言を添えて。

10月上旬:忘年会シーズンの2ヶ月前。会議弁当のカタログと一緒に、忘年会向けのケータリングプランも同封しておくと、別の案件につながる可能性があります。

試食サンプルは「モニター依頼」で送る

「無料試食いかがですか」は営業色が強すぎて断られがち。「新メニューのモニターとして感想をいただけると助かります」というアプローチに変えると、相手に「協力する」という立場を与えるため、受け入れてもらいやすくなります。5食程度のサンプルを送り、味と見た目を体験してもらえれば、次のコンペでリストに入る確率が大きく上がります。

提案書に入れるべき情報

コンペの書類選定で残るために、提案書には以下の情報を必ず盛り込んでください。

シーン別のおすすめプランと価格帯:「社内ランチミーティング向け(800〜1,200円)」「役員会議向け(2,000〜3,500円)」「接待向け(3,500〜5,000円)」「研修・セミナー向け(1,000〜1,500円)」。発注担当者が「自分のシーンにいくらの弁当を選べばいいか」を一目で判断できる構成にすること。

弁当の写真(必須):1メニューにつき最低1枚。蓋を開けた状態の写真を掲載。

対応条件の明記:最低注文数、注文締め切り日時、キャンセル・変更の締め切り、配達可能エリア、お茶やおしぼりの有無、容器回収の可否。これらを一覧表にまとめておくと、比較検討時に「分かりやすい業者」として印象に残ります。

衛生管理体制の記載:HACCP対応の有無、調理場の衛生管理体制、消費期限の設定方法。特に大手企業や官公庁は、衛生管理の証明を提案条件に含めるケースが増えています。


会議弁当を入口にして年間取引額100万円超の法人顧客に育てる方法

会議弁当の単価は1食800〜1,500円。利益率は高くありません。「割に合わない」と感じて会議弁当の営業を敬遠する仕出し弁当事業者は多いですが、それは短期の利益率だけを見ているからです。

会議弁当の本当の価値は、法人との接点を作れることにあります。

月2回の定例会議で20食ずつ受注すれば、年間で480食×1,000円=48万円。ここで「時間通りに届く」「味がいい」「対応が丁寧」という信頼を積み重ねると、忘年会(50名×3,000円=15万円)、周年記念パーティー(100名×5,000円=50万円)、株主総会(30名×4,000円=12万円)といった高単価案件に声がかかるようになります。年間合計で100万円を超える取引に発展するケースは珍しくありません。

会議弁当の受注を「利益の薄い仕事」と見るか、「法人との信頼構築の入口」と見るかで、営業戦略がまったく変わります。

法人営業の具体的な売り込み方法については、こちらの記事で体系的にまとめています。


会議弁当のコンペに関するよくある質問

Q. コンペの情報はどうやって入手すればいいですか?

コンペが「公募」されるケースは稀です。ほとんどの場合、企業の秘書や総務が手元のカタログと過去の取引先リストから候補を選びます。つまり、コンペの情報を待つのではなく、事前にカタログと試食サンプルを届けて「候補リスト」に入っておくことが最も確実な方法です。

Q. 試食審査ではどんな点を見られていますか?

味はもちろんですが、「冷めた状態でおいしいか」「見た目の高級感」「おかずの食べやすさ」「容器の印象」が同時に評価されています。試食審査は調理直後ではなく、配達から1〜2時間経った状態で行われることが多いため、「冷めてもおいしい」は絶対条件です。

Q. 価格で他社に負けた場合、リカバリーする方法はありますか?

Q. 一度落ちたコンペ先に再度アプローチしても大丈夫ですか?

大丈夫です。むしろ歓迎されるケースが多い。企業の忘年会幹事は毎年変わることが多く、前年の選定結果が引き継がれていないことも珍しくありません。半年〜1年後に新メニューのカタログを送付し「以前お声がけいただいた○○です。新しいメニューができましたのでご案内させてください」と連絡すれば、新担当者にとっては新鮮な提案として受け取ってもらえます。

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